秀麗山(しゅうれいざん)へ潜入し、密かに楚喬(そ・きょう)と会った宇文玥。深い愛を告げられ、楚喬の心は揺れ動く。程鳶(てい・えん)はこの“密会”を口実に、燕洵から宇文ゲツ殺害の意を […]
蕭玉(しょう・ぎょく)は心を許した長年の文通相手が宇文ゲツ(うぶん・げつ)だったことを知り苦悩するが、結局、宇文ゲツを殺せなかった。そして宇文ゲツは、蕭玉の口から星児(せいじ)の素 […]
宇文ゲツとふたりきりになった星児は、複雑な胸の内を打ち明ける。「選んだ道を後悔はしていない」と言いながらも迷いを見せる星児を、宇文ゲツは「心のままに生きろ」と励ます。燕洵の怒りを買 […]
程鳶(てい・えん)の策略で、秀麗(しゅうれい)軍の数人が近衛軍との戦いになった。燕洵(えん・じゅん)はその数人の兵士を処刑すると決めるが、宇文ゲツ(うぶん・げつ)の知らせで駆けつけ […]
病で弱った皇帝は、幼い皇子・元颺(げん・よう)に後継者候補の白羽の矢を立てた。皇位簒奪を恐れ、力ある元徹(げん・てつ)を警戒したためだった。淳(じゅん)公主は策を弄して元颺の養育役 […]
燕北(えんほく)王として美林関(びりんかん)へ赴いた元嵩(げん・すう)。飢える民の姿に胸を痛め、一刻も早く戦を終わらせようと心に誓う。宇文ゲツ(うぶん・げつ)の指揮のもと、諜紙天眼 […]
虎符(こふ)を盗んで軍を勝手に動かすという大罪を犯した淳公主に、皇帝は自害用の毒酒を用意する。だが、実母の魏貴妃(ぎきひ)が自らの死をもって淳の命乞いをしたため、淳の死罪を免じて皇 […]
淳(じゅん)公主と魏舒ヨウ(ぎ・じょよう)の大軍に攻められ、孤軍奮闘の秀麗(しゅうれい)軍。遂に力尽き、紅川(こうせん)城を奪われると、市街戦で葛奇(かつ・き)が殺され、大勢の民も […]
紅川城で魏軍に徹底抗戦の構えを取る星児と秀麗軍。一方、燕洵は長安へ向けて破竹の勢いで進撃するが、星児が依然として紅川を死守していると知り、脱出の説得のため仲羽(ちゅう・う)を差し向 […]
賀蕭(が・しょう)と再会した星児(せいじ)が紅川(こうせん)城へ向かうと、城門は閉ざされ、民が締め出されていた。星児は中にいる程鳶(てい・えん)に開門を求めるが、程鳶はこれを拒絶す […]