ワンユンが昏睡状態に陥った。お茶に含まれていた砒素に冒されたのだ。疑いの目が向けられたのはお茶を飲ませたトウ妃――フリンの子を身ごもったにも関わらず、ワンユンばかりが寵愛されること […]
やけどを負ったワンユンのために、フリンは膏薬を手配し、侍医まで遣わせた。それでも安心できない彼は、彼女を見舞おうとするが、屋敷内に入ればあらぬ噂が立つと侍従に諭されて思い直す。しか […]
若兮(じゃくけい)の死に絶望し、出家しようとするフリン。ユアルや大師僧の説得により剃髪を行う寸前で踏みとどまったものの、計り知れない心労が彼の体を蝕み始めていた。若兮の父・李益謙( […]
婚礼衣装に身を包んだまま、ドルゴンとユアルは草原へと向かう。それが彼の最期の願いだったのだ。ユアルに刺されて瀕死の状態であるにもかかわらず治療を拒んだドルゴンは、ユアルに抱かれたま […]
若兮(じゃくけい)は、大同の民を虐殺したドルゴンを責め、殺人鬼と罵った。彼女の言葉に、なぜあんなに残虐なことをしてしまったのかと自問自答し、皆から恨まれる己の人生を嘆くドルゴン。そ […]
若兮(じゃくけい)を想うフリンには、ナブチを娶る気などこれっぽっちもなかった。相変わらず彼女を邪険に扱っていたフリンは、ユアルにその態度を咎められる。そればかりか、“あなたの皇后は […]
フリンが戻ってきたことにより、皇帝の座を巡る争いには終止符が打たれた。そんなある日、自分の政務のやり方に口を出すドルゴンに、フリンは腹を立てる。我らは協力し合える間柄ではないと言い […]
愛息子フリンの死に打ちひしがれているユアルに、ボゴルへの譲位を訴えるナムジョン。即答こそしなかったものの、ドルゴンの即位を阻むには、それ以外に策がないことはユアルも分かっていた。圧 […]
ユアルの誕生日を祝う催しの最中に刺客の襲撃を受け、刀傷を負ったドルゴン。小刀に仕込まれた毒が全身に回り苦しめられるが、彼はドドの持参した薬で一命を取り留めたのだった。しかし、激しく […]
ドルゴンが意のままに朝廷を牛耳っていることに我慢がならないフリンは、打つ手はないかとホーゲに訴えた。ドルゴンの増長を阻止するためにも、フリンが親政を始めて実権を取り戻すしかない―― […]