宇文ゲツを毒蛇から守った星児だったが、雪玉狗のせいで瀕死の状態に陥る。診察した医師によれば、過去に封じ込まれた内力が体内で燃え上がり、極寒の内功(ないこう)で抑え込まないと半日で死 […]
魏の皇帝は燕北の定北侯(ていほくこう)に謀反の意思があると疑い、事実を探るため宇文懐(うぶん・かい)に密勅を下す。紅山院(こうさんいん)が実権を握る好機とにらんだ宇文懐は、青山院( […]
宇文ゲツは罰と称して、星児に様々な訓練を受けさせる。あまりの厳しさに根を上げそうになる星児は、宇文ゲツが何を考えているのか理解できない。しかし、星児の常人離れした上達の速さに、宇文 […]
夜伽(よとぎ)役を勝ち取った小六(しょうろく)が、初めての寝所仕えに臨む夜。宇文ゲツ(うぶん・げつ)はひげ剃りを命じて小六を試す。仇討ちを思い止まった小六に、宇文ゲツは星児(せいじ […]
祖父・宇文灼の葬儀を終えた宇文ゲツの元を、宇文席(うぶん・せき)が訪れる。宇文席は自分の息がかかった女を、宇文ゲツの夜伽の相手としてあてがうつもりだったのだ。だが、その真意を見抜い […]
小六(しょうろく)は、濡れ衣を着せられた兄・臨惜(りんせき)の死を目の当たりにし、宇文ゲツ(うぶん・げつ)の冷酷な態度に強い憎しみを覚える。だが、罰を受けて負傷した小六を、妹の小八 […]
失った記憶の鍵と思われる悪夢を見た小六。目覚めた小六に姉の汁湘(じゅうしょう)は、宇文府(うぶんふ)の恐ろしさを告げる。その数日後、宇文府で燕北(えんほく)の世子(せいし)・燕洵( […]
中国、西魏(せいぎ)の時代。人間狩り場へ美しい女奴婢(ぬひ)が引き立てられた。彼女は記憶を失っており、そのわずかな断片から荊小六(けい・しょうろく)と名乗るが、その脳裏には彼女を「 […]