趙高(ちょうこう)は陳勝(ちんしょう)軍の攻勢になすすべもない秦軍をどうすべきか大臣たちに問う。すると多くの大臣が章邯(しょうかん)を将軍にすべきだと推薦する。一方、今は将軍ではな […]
劉邦(りゅうほう)は胡陵(こりょう)を攻めることにし、雍歯(ようし)を副将に指名する。ある日、兵士の訓練をめぐって雍歯と盧綰(ろわん)が諍いを起こすと、劉邦は再度、全員副将である雍 […]
趙高(ちょうこう)は胡亥(こがい)の前に臣下を呼び集め、鹿を指して馬だと言う。そして臣下たちに「この動物は鹿か馬か」と聞く。趙高の力を恐れる多くの臣下たちは、鹿だと思いながらも「馬 […]
沛県の長老たちは、殺害された県令の後任には蕭何(しょうか)がふさわしいと考えるが、蕭何はそれを断り、劉邦(りゅうほう)を推す。仲間を集めた劉邦は自分が責任者になると宣言、" […]
劉邦(りゅうほう)たちは県令が守る県城を攻めるが、鉄壁の守りに歯が立たない。そこで仲間割れしたふりをして、樊カイ(はんかい)たちが自分を縛り敵に突き出しに来たかのように装う。だまさ […]
よい情報しか耳に入らない胡亥(こがい)は、秦が平和であると信じ込む。虚偽を伝えた叔孫通(しゅくそんとう)は胡亥に気に入られ昇進するが、実情を話す者は降格されるはめになる。宮殿を出る […]
二世皇帝の胡亥(こがい)は政務もそこそこに妃選びに夢中になっていた。陳勝(ちんしょう)と呉広(ごこう)が大沢郷で反乱を起こしたのを知った趙高(ちょうこう)は、今後、胡亥に会うことが […]
始皇帝の皇子、皇女が大勢処刑されることを知った公子高(こうしこう)は、家族の命を守ろうと、二世皇帝・胡亥(こがい)のもとを訪れ、始皇帝に殉死したいと願い出る。 芒トウ山(ぼうとうさ […]
劉邦から、貧しい人から奪わない、人を殺してはならないという掟を告げられた盧綰(ろわん)や雍歯(ようし)たちが村で食料を奪っていると、一人の老人が雍歯に斬りかかってきた。雍歯をかばっ […]
劉邦(りゅうほう)たちは逃亡を続け、芒トウ山(ぼうとうさん)にたどり着く。地形的に潜伏場所として最適だと感じた劉邦は、小屋を建ててしばらく山の中で暮らそうと提案する。 不老長寿の霊 […]