定陶に向かっていた劉邦は、定陶に危険が迫っているとの知らせを聞き、さらに先を急いだ。だが仲間たちは、今さら行っても項梁は助け出せないし、無駄死になると反対する。それでも行こうとする […]
遅冕(ちべん)から崇信(すうしん)に会わせるという連絡を受けた晨曦(しんぎ)は、言われたとおり1人きりで出かける。しかし、遅冕は晨曦を趙高のもとに差し出そうともくろみ、宮中の片隅の […]
趙高(ちょうこう)は晨曦(しんぎ)と別れた後、さらに厳しく彼女を監視するよう侍女に命じる。蕭何(しょうか)は范増(はんぞう)が襄城攻撃に反対しなかったことを不審がるが、劉邦(りゅう […]
紀信(きしん)は項軍の食料を奪おうとして見つかり、龍且(りゅうしょ)に尋問される。頑なに名を明かさず、劉邦(りゅうほう)とは無関係を装うが、曹参(そうしん)に引き取られて陣営に戻る […]
劉邦(りゅうほう)は項羽(こうう)に会うと、裏切り者の雍歯(ようし)を倒すために兵を5000人貸してくれと頼む。一度は断った項羽だったが、「同じ楚人ではないか」という劉邦の言葉に要 […]
劉邦(りゅうほう)が兵を率いて沛県に戻ると、雍歯(ようし)が城壁に立っていた。しかし兵士の家族を人質にとられた劉邦は攻撃することもできず、来た道を引き返すしかなかった。 楚国では、 […]
大勢が見守る中、項羽(こうう)は重い鼎を一人で持ち上げて喝采を浴びる。その後の酒の席で黒い名馬の話を聞いた項羽は、山中で滝に打たれているその馬を見つけ、はじめて虞姫(ぐき)に会った […]
沛県は秦軍を迎え撃つ準備に追われていた。蕭何(しょうか)は劉邦(りゅうほう)に、沛県の少ない兵力では長くは持つまいと言うが、劉邦は自分たちの力で守り抜こうと考えていた。 いよいよ戦 […]
趙高(ちょうこう)が処刑に立ち会っていた時に、章邯(しょうかん)からの戦勝報告が届く。口では章邯を褒める趙高だったが、章邯が戦地で兵士に信頼されていると知ると、突然、章邯のための祝 […]
ある日、沛県に住むある寡婦が無理やり襲われたと沛県の民から抗議を受け、劉邦(りゅほう)は、夜中に雍歯(ようし)を連行して詰問した。あっさり自分の仕業だと認め、全く反省の色を見せない […]