清が建国してから初めての遠征で、ドルゴンは59もの城を落として凱旋した。ホンタイジは彼の功績を称え、労をねぎらう。そのうえで、あらぬ疑いをかけて無用のケガを負わせてしまったことを詫 […]
母・アバハイの10回目の命日がやってきた。母の霊位の前で、感情を押し殺しながらもホンタイジに服従せざるを得ない境遇に対するつらい胸の内を吐露するドルゴン。そこに、ユアルからの供物を […]
妓女の曦月(きげつ)がいた倚紅苑でドルゴンの令牌が見つかった。曦月はホンタイジの命を狙った秋葉会の頭目でもある。ドルゴンは秋葉会と何か関わりがあるのか――。ホンタイジはドルゴンを呼 […]
後金に帰順する証しとしてチャハル部の太后・スタイから玉璽が献上された。歴代王朝に受け継がれ、それを奪い合う結果、多くの血が流された伝説の至宝である。それをこのままホンタイジに渡すの […]
大酒をあおるドルゴンを寝所へと強引に連れ帰ったシャオユアル。ところが泥酔した彼は、彼女をユアルと勘違いする始末。新婚初夜にもかかわらず、他の女性を想うドルゴンに苛立ちつつ、シャオユ […]
大凌河の戦いを制して以降、後金に帰順する漢人が増えた。彼らへの優遇策も功を奏し、優秀な人材も集まっていく。これまで、科挙を取り入れるなど漢化を進めてきたホンタイジだったが、国の更な […]
大凌河での戦いはすでに3か月に及んでいた。後金軍に包囲され、援軍も断たれた状態が続き、祖大寿(そ・だいじゅ)の顔にも疲労の色が。息子の可法(かほう)は降伏すべきと進言するが、大寿は […]
朝議の最中、大ハンに直接伝えるべき重大な報告があると発言したドド。許しを得てホンタイジのそばに近づいた彼は思いもよらぬ行動に出る。隠し持っていた短刀をホンタイジの首元に突きつけたの […]
捕らわれの身となったドルゴンとロンゲを牢から逃がすため、夫のエジェイから鍵を盗もうとするハルジョル。だが、無情にも目論みは失敗に終わった。エジェイの怒りを買った彼女を守ろうと、ロン […]
大ハン・ホンタイジは自らが将となって大軍を指揮し、明に猛攻撃を仕掛けた。しかし、袁崇煥(えん・すうかん)率いる関寧鉄騎の強さは凄まじく、後金軍は多大な犠牲を払うはめに。そのうえ明軍 […]