皇族の婚姻は大ハンが決めるという掟に背き、無断でドドとアブタイの娘との縁組を進めようとしていたアジゲ。そのことが露見し、ホンタイジの逆鱗に触れた。ドルゴンの必死の説得で思い留まった […]
危機に瀕した故郷を救うべく、ユアルは単身、ホルチン部へと向かった。自分への断りもない彼女の行動に、激怒するホンタイジ。彼女の目的がドルゴンを引っ張り出すことにあることは明らかだ。そ […]
指揮官である自分に刃向かった罪でドルゴンを処罰しようとするアミン。その緊迫した状況のなかで、ホーゲは大ハンの金牌を掲げた。それは、万一の時は兵を統率するようにと、ホンタイジから託さ […]
チャハル部がホルチン部への侵攻を企てているのを受けて、マングスは自らチャハルに足を運び、先日の武術大会の件を詫びた。ユアルとは別の孫娘を嫁がせると約束するマングスだったが、リンダン […]
ドルゴン戦死の報を受けてから、ユアルはまるで抜け殻のような状態になっていた。ホンタイジへの輿入れの日――ドルゴンを弔うために五雲山を訪れた彼女は、短刀で自害を図る。しかし、すんでの […]
ドルゴンの到着を待ち続けるユアル。しかし、婿選びの武術大会を兼ねた競馬祭当日になっても彼は現れなかった。ドルゴン以外に嫁ぐつもりはないユアルは、マングスに婿選びの中止を嘆願するが、 […]
ユアルの進言により民族間の差別が廃され、奴隷として虐げられてきた漢人たちも土地を持てるようになった。ヌルハチが定めた法を覆したホンタイジの大胆な改革に、民衆は称賛の声をあげる。それ […]
謀反を企てたとして捕らえられていたアジゲが解放された。しかし、自由の身となった彼は、自分の免罪を訴えて尽力してくれたドルゴンを「臆病者」と罵倒する。母の仇であるホンタイジに平身低頭 […]
死の間際、ヌルハチはハン位継承の詔書をホンタイジに渡したことを、大福晋のアバハイに告げた。それでは約束が違う――驚愕し再考を願い出るアバハイだったが、ドルゴンが後継者となれば騒乱を […]
1626年。寧遠の戦いにおいて、後金の創始者・ヌルハチは、敵の大砲により負傷。初めての惨敗に死を覚悟する彼だったが、息子のドルゴンに担がれ、なんとか戦地から脱する。その後、休息を取 […]