郭靖(かく・せい)と黄蓉(こう・よう)が治療を続ける隠し部屋に、霊智(れいち)上人たちが迫る。戸口に立ちはだかるようにしていた曲(きょく)の娘の「幽霊だ!」という声に振り返えると、 […]
楊康(よう・こう)が完顔洪烈(ワンヤン・こうれつ)らと行動を共にしているのを知り、憤る郭靖(かく・せい)。「両親の死も兄弟の契りも忘れたか?」という問いに、楊康は平然と「私は金の完 […]
武穆遺書を奪い、金と決別し、穆念慈(ぼく・ねんじ)と共に牛家村へ。すべては自らが思い描いた通りに進みつつあったが、楊康(よう・こう)は浮かぬ顔だった。それは師に恵まれず武芸者として […]
完顔洪烈(ワンヤン・こうれつ)の船を離れ、ようやく自由の身となった郭靖(かく・せい)一行。陸地を進むうちに、彼らはとある村へとたどり着く。そこは牛家村――かつて郭靖と楊康(よう・こ […]
経典の文言がデタラメだとは知らず、欧陽鋒(おうよう・ほう)は克(こく)の治療に励んでいた。効果がないのは謎の文字が羅列されている箇所の意味が分からないせいだと考えた欧陽鋒は、強引に […]
潮が満ちてきた。黄蓉(こう・よう)の罠にはまり、脚が大岩の下敷きになった欧陽克(おうよう・こく)は、砂浜に横たわったまま死を待つしかなかった。「私が必ず救い出してやる」と欧陽鋒(お […]
黄蓉(こう・よう)と洪七公(こう・しちこう)、そして欧陽克(おうよう・こく)の乗った小舟が陸地に到着した。毒にやられた洪七公を看病する黄蓉。欧陽克も毒消しを持っておらず、乗ってきた […]
「九陰“偽”経を書け」。洪七公(こう・しちこう)の言葉に目を丸くする郭靖(かく・せい)。九陰真経を欲しがる欧陽克(おうよう・こく)は、経典の実物を目にしたことはないのだから、もっと […]
“老頑童”のイタズラ心が、またひとつ厄介事を生んでしまった。九陰真経を巡る誤解から、黄蓉(こう・よう)と郭靖(かく・せい)の縁談は白紙に。そのうえ周伯通(しゅう・はくつう)は、あろ […]
欧陽克(おうよう・こく)と黄蓉(こう・よう)の縁談――その真の目的は、九陰真経を手に入れること。ひた隠しにしていた本心を聞かれてしまった欧陽鋒(おうよう・ほう)は、周伯通(しゅう・ […]