王妃になれずとも皇宮に行く機会を得た沈珍珠は、皇太子妃の許可をもらって尚宮局に行く。そこで実家で拾った令牌の紋様や記録を調べていると、令牌は皇太子府の間者の物であり、皇太子が共謀者 […]
沈珍珠と崔彩屏は共に流産した。李俶は妻子を守れなかったことを悔やみ、かいがいしく珍珠を看病する。だが李俶を両親の敵だと信じる珍珠は、そっけない態度を取り続けるのだった。子を失ったも […]
崔彩屏は沈珍珠が自らの懐妊に気づくことを恐れ、焦って取り乱す。韓国夫人はその姿を見て、珍珠が服用している活血薬に流産を促す薬草を入れるよう銀娥と玉書に命じた。李俶が両親の敵ではない […]
張侍医は体調不良を訴える沈珍珠を診察し、懐妊していることに気づく。だが珍珠には告げず韓国夫人に報告する。焦った韓国夫人は珍珠を流産させるため、妊娠初期には禁忌とされる活血薬を処方さ […]
葛勒可汗は皇宮に行き、東則布を朝廷に引き渡した。楊国忠が吐蕃と内通していたことが明らかになり、朝廷は大混乱に陥る。数々の証拠が挙がったことで、ついに楊国忠は投獄された。楊貴妃は窮地 […]
再び万事通の元を訪れた沈珍珠は、呉興太守であった父 沈易直から沈家に代々伝わるお守りとして渡された玉佩が、雲南の独狐家の「麒麟令」であることを知らされる。その帰り道、安禄山の密偵と […]
刺客から逃げ延びた先の小屋で、沈珍珠は命の恩人でもある長年の想い人が李俶であることを本人に告げる。李俶はその告白に感動し、2人は想いを通じ合わせた。翌日、楊国忠が放った刺客が再び珍 […]
療養から広平王府に戻った沈珍珠は、翌日が李俶の誕生日であると知り、徹夜で手縫いの靴を完成させる。心のこもった贈り物に李俶は気持ちが和むが、楊国忠を刺激せぬよう表向きは崔彩屏を厚遇す […]
李俶のために土笛を吹いていた沈珍珠は、途中で倒れてしまう。診察に来た慕容林致は、珍珠が毒に侵されていることに気づいた。だが毒を盛った揺児は、すでに口封じのため殺されており、李俶にで […]
沈珍珠が飲んでいる薬の残渣を素瓷が庭に埋めたところを見た揺児は、それを掘り返して崔彩屏に届ける。崔彩屏はその残渣を見て珍珠が李俶に危害を加えようとしていると疑い、李俶に報告する。李 […]