桃谷四仙(とうこくしせん)と行き合った田伯光(でん・はくこう)は、彼らの話から任盈盈(じん・えいえい)が少林寺に軟禁されていることを知る。そして、彼女を救い出すために、江湖の豪傑た […]
仮面の怪人――その正体は楊蓮テイ(よう・れんてい)だった。血は繋がっていなくとも、兄妹のようにして育った東方不敗(とうほうふはい)は驚愕し、狼狽する。しかし、蓮テイの言葉は一同にさ […]
華山派の風二中(ふう・じちゅう)と名乗り、梅荘に乗り込んだ令狐冲(れいこ・ちゅう)は、ついに荘主・黄鐘公(こうしょうこう)との対面を果たす。しかし、最後の手合わせの相手は“もう1人 […]
「わが派は令狐冲(れいこ・ちゅう)を破門にいたします」。少林寺の方丈・方証(ほうしょう)宛てに届いた岳不群(がく・ふぐん)からの手紙を読んだ冲は、茫然自失の態であった。少林寺に入門 […]
日月神教の待ち伏せに遭った華山派一行。乱戦の最中、林平之(りん・へいし)は連れ去られそうになってしまう。それを阻んだのは余滄海(よ・そうかい)だったが、彼の狙いも平之――「辟邪剣譜 […]
「その命、もう長くはなかろう」と力なくつぶやく平一指(へい・いっし)。「これも運命」と悲しげに微笑んだ令狐冲(れいこ・ちゅう)は、再び自分を救おうとしてくれた一指に礼を言うのだった […]
令狐冲(れいこ・ちゅう)に敗れた封不平(ほう・ふへい)は去った。しかし、その場に居残った黒ずくめの侠客たちは、後難を避けるために華山派を1人残らず片づけると宣言。冲を取り囲み、襲い […]
令狐冲(れいこ・ちゅう)の看病をする陸大有(りく・だいゆう)。見舞いに訪れた岳霊珊(がく・れいさん)は「この内功を修行すれば内傷が治るわよ」と、一冊の書物を取り出す。それは「紫霞秘 […]
風清楊(ふう・せいよう)は、独孤求敗(どっこ・きゅうはい)が遺した剣術の奥義を令狐冲(れいこ・ちゅう)に授けた。よき継承者を得たと満足げな清楊は、「わしのことはお前の師匠にも口外し […]
思過崖の洞穴――その岩壁の奥には謎の空間が広がっていた。中に入ってみると白骨と化した何体もの屍が横たわり、壁には文字と絵が刻まれている。それは令狐冲(れいこ・ちゅう)が知る華山派の […]