何者かの手にかかり、命を落とした朱雀(すざく)。怪しい影を追って屋外へと走り出た藍鳳凰(らん・ほうおう)は、鮑大楚(ほう・だいそ)の死体を発見する。そこに現れた桑三娘(そう・さんじ […]
嵩山大会が近づくなか、正派だけではなく日月神教も慌ただしく動き始めていた。任我行(じん・がこう)は、武当派や少林派などに奇襲をかけて殲滅しようと企んでいたのだ。教徒の半数を率い、そ […]
五毒教の秘伝書「毒経」を奪い取ってはどうか――藍鳳凰(らん・ほうおう)の振る舞いを苦々しく思っていた任我行(じん・がこう)は、賈布(か・ほ)の提案に同意した。賈長老たちは鳳凰のもと […]
初めて令狐冲(れいこ・ちゅう)の本心を耳にした任盈盈(じん・えいえい)は、「信じていいの?」と尋ねた。互いの想いを確かめ合う2人――驚いたことに、それでも“おばさん”は諦めず、「こ […]
恒山で師匠と共に生涯を終えられればいい――それが、田伯光(でん・はくこう)の儀琳(ぎりん)への偽らざる想いだった。それを聞いた令狐冲(れいこ・ちゅう)は、任盈盈(じん・えいえい)と […]
「辟邪剣譜」の修練を始めてからというもの、余滄海(よ・そうかい)の体にはただならぬ異変が。もう半分の剣譜を手に入れなければ、取り返しのつかないことになる――そう考えた彼は、儀琳(ぎ […]
「わしの剣法は破られた。戦い続けても恥をかくだけだ」――武当派掌門・冲虚(ちゅうきょ)道人は潔く負けを認め、令狐冲(れいこ・ちゅう)の腕前と度胸を称えた。しかしこれにより正派と邪派 […]
意気揚々と少林寺にやってきた令狐冲(れいこ・ちゅう)たち。しかし、寺はもぬけの殻となっていた。それは左冷禅(さ・れいぜん)が仕掛けた罠――冲たちはすでに、正派に包囲されていたのだ。 […]
謎の一団に取り囲まれた水月庵。「このままでは焼き殺される。戦いましょう」と田伯光(でん・はくこう)が決意を固めたその時、思いがけぬ援軍が――令狐冲(れいこ・ちゅう)である。あっとい […]
謎の一団に襲われて苦境に陥っていた恒山派一行。そこに駆けつけて助太刀したのは、不可不戒(ふかふかい)こと田伯光(でん・はくこう)だった。彼の獅子奮迅の活躍もあり、一行は水月庵へ身を […]