劉婆を連れた史太君の一行は尼僧・妙玉(みょうぎょく)の住まいを訪ねて、上等な茶をご馳走になる。その際、林黛玉(りんたぎょく)、薛宝釵(せつほうさ)には妙玉から特別な茶がふるまわれ、 […]
王熙鳳(おうきほう)の親戚を名乗る貧しい農民の劉婆(りゅうばあ)が、孫の板児(はんじ)を伴って再び栄国邸(えいこくてい)にやってきた。史太君(したいくん)に気に入られて以前にも増し […]
史湘雲(ししょううん)が詩会の主人役を務めることになり、薛宝釵の助言で史太君(したいくん)ら賈(か)家の人々を招待して宴を催す。木犀(もくせい)を観賞しながら蟹を楽しむこの宴は大い […]
寝ている賈宝玉(かほうぎょく)の側で、襲人(しゅうじん)の後を引き継いで鴛鴦(えんおう)の刺繍を始めた薛宝釵(せつほうさ)。彼女は賈宝玉が寝言で「何が金玉の縁だ、木石の縁に決まって […]
襲人をゆくゆくは賈宝玉の側室にしたいと考えて信頼を寄せる王氏(おうし)。彼女は襲人から、従姉妹と噂になる前に賈宝玉を外に住まわせたほうがよいと進言される。一方、床に伏せったままの賈 […]
賈宝玉(かほうぎょく)はついに正直な恋心を林黛玉(りんたいぎょく)に打ち明ける。それを偶然見ていた襲人(しゅうじん)は、賈宝玉が恋の病で身を滅ぼすことになるのではないかと心配する。 […]
林黛玉と仲直りした賈宝玉は2人で史太君(したいくん)の元を訪れる。その帰り、母親・王氏(おうし)の部屋に寄った賈宝玉が侍女の金釧児(きんせんじ)にちょっかいを出すと、息子に色目を使 […]
賑やかに遊ぶ芒種節の日に林黛玉(りんたいぎょく)の姿が見えない。探しに行った賈宝玉(かほうぎょく)は、花塚で独り泣いている林黛玉を見つけ、彼女が昨晩、自分を訪ねてきたのに閉め出され […]
皆からちやほやされる賈宝玉に嫉妬した異母弟・賈環(かかん)が、わざと燭台を落として賈宝玉の顔に火傷を負わせて大騒ぎになる。この事で責められた賈環の母親・趙氏(ちょうし)は、前々から […]
賈元春(かげんしゅん)の厚意で賈宝玉(かほうぎょく)と従姉妹たちは大観園(だいかんえん)に住むことになった。大喜びした賈宝玉は毎日遊んで暮らすが、それにも飽きてこっそり戯曲の本を読 […]