寒江の負傷により皇帝暗殺計画は頓挫。牧雲欒が次の一手として選んだのは皇后だった。牧雲欒は南枯明儀に想いを告げ、牧雲勤を殺すようけしかけるが、南枯明儀は首を縦に振らない。その夜、南枯 […]
九州客桟の牢に囚われていた穆如寒江は、主人の秦玉豊から母親の牧雲嫣が亡くなったと聞かされ愕然とする。墓前で謝罪したいと願う寒江に同情した秦玉豊は、すぐに戻ることを約束させて錠を開け […]
牧雲勤は瀚州との不戦交渉を決断し、その命懸けの交渉役にふさわしい皇子は誰かと薛或に尋ねる。蟄居を命じられていた牧雲合戈の名が挙がり、勅命が出された。それを聞いて取り乱した南枯明儀は […]
龍錦煥に捕らえられた穆如寒江は、蘇語凝の命を助ける代わりに命令を聞くよう姫インソウに強要される。陰で牧雲徳が策略を巡らし、3つの目的を果たすための、3つ刃の剣として寒江を利用しよう […]
牧雲笙の命を狙う暗殺者の襲撃は、日に日に激しさを増していた。ある日、牧雲笙は暗殺者が放った針を受け、秘術の源である精神力を封じられてしまう。朦朧とする牧雲笙を虞心忌がただ1人、命が […]
速沁紫炎は寝床の中で、赫蘭鉄轅に碩風和葉への用心を促す。豪雪と兵糧不足で膠着が続く瀚州の戦況。穆如寒山は敵を挑発して戦場に引き出すべく、北大陸の掟に背いて蛮族の女と子供を虐殺する。 […]
瀚州の反乱から距離を置く3部族が、反乱側への合流をちらつかせ、朝廷に巨額の恩賜金を求めてきた。辺境戦は他人事だとばかりに非協力的な親王と、動かぬ廷臣。皇帝は朝議の場で苛立ちをあらわ […]
突然参内した牧雲笙の姿を見て怯える重臣たちの声を受け、皇帝は牧雲笙に剣を向けた。しかし、かつて銀容を刺したことを後悔している皇帝は、逆に重臣たちに息子を許すよう懇願し、太子として朝 […]
ある晩、未平斎の門の鍵がひとりでに壊れた。兵士たちは魅の仕業だと怯え、戦場で戦って死ぬほうがましだと虞心忌に訴える。牧雲笙が秘術を会得したと察した虞心忌は、牧雲笙に自重を促した。そ […]
皇帝は側仕えの秦明を問い詰め、宴の日に牧雲笙が乱心したのは酒に入れられた薬のせいであることを突き止める。さらに誰の指図によるものかを問いただそうとした時、秦明は黒幕をかばって自害し […]