和術紅玲は碩風蘇赫と別れ、穆如鉄騎で軍馬の世話をしている父親の和術卓卓と再会を果たした。そして、蘇赫のために赫蘭軍を勝たせようと、父親に軍馬、凌風を逃がしてほしいと頼む。卓卓は願い […]
穆如軍と赫蘭軍の決戦の時が近づき、両軍の緊張は高まる。穆如寒山は父親に思いをぶつけ、赫蘭鉄轅は碩風和葉に胸のうちをぶつけ、それぞれに心の整理をつけていた。姫インソウのもとを離れた龍 […]
朝廷との秘密の交渉を赫蘭につかまれていると知った索達猛。朝廷が交渉に送り出した使者は死すべき謀反人の皇子であり、朝廷への脅しの切り札としていた「赫蘭への呼応」も、穆如鉄騎が5部族連 […]
龍格の奴隷狩人に捕らわれていた鉄朶は、牢から解放されて索達猛の客分となる。その頃、東大陸では、瀚州への勅使として牧雲合戈が殤陽関を出発。息子を案じる皇后は、自分を皇宮から追放し瀚州 […]
九州客桟の牢を出された寒江は、かつて山賊から救った高無音と再会する。成長した高は路然軽と名を改め、羽族の新たな王になっていた。路然は自らをはじめ各族が人族の天下を奪おうとしていると […]
南枯月漓に皇后の面影を重ねる牧雲欒は、世話をしてやると、再度月漓に申し出る。月漓はそれを断りながら、自分がずっと世話になっていたと口裏を合わせるよう牧雲欒に要求する。その不屈の執念 […]
牧雲厳霜に施された秘術により、赫蘭の本営の所在が穆如鉄騎に知るところとなった。絶望した碩風和葉は、厳霜に“来世の約束”など忘れたと言い放つ。兵糧が尽きつつある穆如鉄騎の軍営では、穆 […]
自分の部族を引き連れて五部族連盟を脱退しようとした速沁紫炎を、赫蘭鉄轅はその場で殺そうとするが、碩風和葉の説得によって思いとどまる。帝都では穆如寒江が蘇語凝に「共に生きよう」と伝え […]
牧雲厳霜を救い出した碩風和葉が水を探しに行った隙に、厳霜は自ら命を断とうと胸に刀を突き立てる。かつて金珠海を失った悲しみから、二度と大事な人を死なせないと誓った和葉は、厳霜を救うた […]
姫インソウのもとを去ろうとした蘇語凝は牧雲徳に呼び止められた。そして、自分を救ったことが原因で寒江が母親を失ったこと、そのせいで兄に痛めつけられ重傷を負ったことを聞く。寒江の大きな […]