離陌は、無情が部屋の中で酔いつぶれているのを目撃する。悲しみに溢れた表情で「如煙(じょえん)」という名を何度もつぶやく無情に、思わず読心術を使ってしまう離陌。その心象には無情の想い […]
死刑囚の温無常(おん・むじょう)が、怪しい風とともに刑場から消える。五毒レイ教(ごどくれいきょう)教主・温如玉(おん・じょぎょく)が、その服従と引き換えに、安世耿へ息子の救出を依頼 […]
正捕吏への昇格試験を前に、緊迫した空気が神侯府を覆う。5年前から挑戦している海香(かいこう)は、今回合格しなければ家に呼び戻され望まない結婚をすることになっていた。女捕吏が所属する […]
赤ん坊が連続してさらわれる事件が発生する。現場に残された神侯府宛ての宣戦布告の書状から、仲間の仇を討つべく行動に出た三代凶徒の仕業だと判明。潜伏先を察知した無情たちは現地へ急行し、 […]
諸葛正我から、離陌の母親と同門の弟子であったこと、そして、母親に読心術の能力があったことを知らされた離陌は、自分の不思議な能力は母親から受け継がれたものだと理解する。正我はそれが狼 […]
安世耿から、狼族を撲滅させたのは育ての親である朱煦悌だと告げられた冷血は、諸葛正我の助言どおり、本人に真実を尋ねることにする。義父は冷血の久しぶりの帰宅を喜び、つけている指輪につい […]
九尾狐との闘いで無情が負傷。葉児が九尾狐であると知った離陌だが、黙っていることを決心し、葉児の力になりたいと望む。一方、依依は相変わらず神侯府の周辺をうろつきながら鉄手につきまとっ […]
春萍に命じられ冷血の部屋に侵入した離陌だったが、手巾を盗もうとしたところを案の定見つかってしまう。部屋の中の二人の会話を聞いた女捕吏たちは、離陌が冷血を誘惑していたと騒ぎ立て、離陌 […]
変装して親友の葉児(ようじ)とともに町に出掛けた楚離陌。神侯府に戻ると、冷血に見破られて叱られてしまう。妃嬪候補だった離陌が生きていることが知れれば、四大名捕のみならず神侯府もただ […]
新入りいじめに耐えながら働き始めた楚離陌。無情が離陌のことを案じて顔を出すと、下女頭の春萍(しゅんへい)は更に仕事を増やすため、休む暇もない。一方、冷血のことが好きな皇帝の娘 紫羅 […]