木高峯(ぼく・こうほう)は岳霊珊(がく・れいさん)と林平之(りん・へいし)をさらい、「辟邪剣譜」の在り処を言えと迫った。そこへ、余滄海(よ・そうかい)が。剣譜を独り占めしたい高峯は […]
丁勉(てい・べん)の胸に深々と刺さった短刀――それを放ったのは東方不敗(とうほうふはい)であった。彼は腕の立つ部下たちを集め、五岳剣派に捕らわれた藍鳳凰(らん・ほうおう)を救出しに […]
「覚悟しろ」――妻を殺された劉正風(りゅう・せいふう)が費彬(ひ・ひん)に斬りかかった。しかし、嵩山派の門弟たちが立ちはだかり、多勢に無勢の正風は次第に押されていく。さらに五岳剣派 […]
美貌の尼僧・儀林(ぎりん)と酒肴を前に、舌なめずりする田伯光(でん・はくこう)。そこへ、体の動きを封じたはずの令狐冲(れいこ・ちゅう)が現れた。2人は互いの腕前を称え合いながら酒を […]
祖父と両親の墓前にひざまずき、令狐冲(れいこ・ちゅう)を討って仇を取ると誓う林平之(りん・へいし)。丁勉(てい・べん)は件の凶行を華山派の仕業だと断じ、彼らと結託している魔教を退け […]
林平之(りん・へいし)の父・震南(しんなん)の亡骸には、“華山 令孤”と刻まれた剣が突き立てられていた。嵩山派の丁勉(てい・べん)に対し、「仇を討ってください。両親を殺した下手人は […]
日月神教の東方不敗(とうほうふはい)が、かつて本拠地としていた黒木崖を奪還した。何年も前に五岳剣派によって壊滅させられたはずの魔教が、再び息を吹き返したのだ。東方不敗の再起に危機感 […]