劉玄は陰麗華を後宮に入れようと画策する。それを知った陰識は、家族を守るため宛を離れることにした。同じ頃、劉玄の企みを知った馮異は、再び劉秀に陰麗華を娶るよう迫る。ついに決意を固めた […]
劉縯の敵を討とうとしない劉秀は、舂陵の仲間から反感を買う。劉玄や朱鮪は、劉秀が従順なふりをしていると疑い、本心を探るために監視をつけたり挑発したりするが、なかなか尻尾をつかめずにい […]
劉稷は官爵を与えられず劉玄に対する不満を募らせる一方だった。朱鮪と李軼はそんな劉稷を利用して劉縯を亡き者にするべく劉玄に献策する。そんな折、麗華は韓姫に呼ばれて些事を命じられるが、 […]
劉秀は家族の敵、岑彭を討とうとするが、岑彭の書いた「武」が一画多いことに気づく。その一画に戦を「止める」意味が込められていると知った劉秀は、岑彭の髪を斬ることで復讐の念を断った。一 […]
陰麗華は舞姫に仮装して王尋を暗殺しようと画策する。王尋が宴を楽しんでいる頃、劉秀たちは水路から新軍の陣営に接近しつつあった。劉秀の考えた奇襲攻撃は大成功を収め、わずか2万の漢軍は4 […]
定陵で援軍を調達した劉秀は、再び堅固な包囲を突破し、昆陽へ戻らねばならなかった。だが敵勢42万に対し劉秀たちはわずか5千、まともに斬り込めば敗北は明らかだった。そこで劉秀は離間の計 […]
援軍要請を断られた麗華は、劉玄の制止をふりほどき昆陽へ向かうが、昆陽の王鳳や張卯は完全に戦意を喪失していた。そこで劉秀は新軍の包囲を突破して援軍を求めるという決死の策を申し出る。劉 […]
無能の輩を演じ続け、まんまと天子の座を手に入れた劉玄は更始帝として即位すると、早速、劉縯率いる舂陵軍の切り崩しにかかる。まずは妻子の世話を口実に麗華を劉縯から引き離し、続いて劉縯に […]
戦乱の中で、劉縯の妻や、劉元とその娘たち、劉夫人が命を落とす。自分の油断から大勢の仲間や家族を失った劉縯は悲しみに沈む。劉縯の軍に、鄧晨や鄧奉、李通が合流する。一同は仲間と家族の敵 […]
麗華は強奪を働いた張卯が処罰を免れたことに憤る。だが劉縯たち豪族出身とは違い、新市・平林の兵は大半が飢民や流賊だったため、掟で取り締まるのは困難だった。麗華に恨みを抱く張卯は、棘陽 […]