山中で負傷した牧雲陸は、身分を隠して、穆如寒江や蘇語凝と共に蘇真の家に滞在することに。牧雲合戈のもとには「陸が行方不明」との密報が入る。これを好機と見た合戈と伯父・南枯祺は、帝位を […]
第2皇子・牧雲陸は速莫の細工玉の開錠に成功。中から現れた謎の石に導かれるように、ある書物を求めて「龍淵閣」を捜す旅に出る。目指す清余嶺に近い一帯は、実は速莫国の河洛族が地下宮殿で人 […]
出奔後、身分を隠して穆如軍に加わった穆如寒江は、歳月を経て殤陽関で哨兵伍長になっていた。近辺で暗躍する山賊に、穆如寒江は宛州の謀反のにおいを感じ取り、ある夜、僚友の王一甲を連れて賊 […]
部屋に閉じこもって母の形見の霊珠を見つめる牧雲笙は、いつしか幻の世界に入り込み、心の奥に封じ込めていたもう1人の自分に出会った。その存在を消したいと願う牧雲笙だが、できずにもがき苦 […]
寝たきりになってもなお銀容を想う皇帝を前にして、皇后は激しい嫉妬にかられていた。そして、皇帝に食事を与えるなと側仕えに命令し、部屋に鍵をかけてしまう。穆如寒山は穆如家の汚名をそそぐ […]
牧雲笙は、世に災いをもたらすという自らについての予言から逃れることを願い、竹林の庵で静かな毎日を送っていた。一方、宛州を治める皇帝の兄・牧雲欒のもとに霍思忠が訪れ、牧雲笙が描いた絵 […]
南枯皇后は全身不随となった皇帝の代理と称し、朝廷を意のままに操ろうとしていた。皇帝の愛が二度と戻らないことを悟った皇后は、銀容のもとを訪れ「皇帝の心から愛の記憶を消し去り、憎しみを […]
自分の存在が穆如寒江と碩風和葉を苦しめていると知った牧雲笙は、自ら皇宮へ戻る。すると皇帝は牧雲笙を呼び出し、遠ざけたのは重荷を背負わせぬためだと胸の内を打ち明ける。心を打たれた牧雲 […]
実父である皇帝が母にした仕打ちを知って落ち込む牧雲笙を誘い、穆如寒江は皇宮を脱出する計画を立てる。郊外での狩りに乗じて逃げ出した2人だが、追ってきた穆如槊に見つかって穆如寒江は皇子 […]
牧雲笙は母親の銀容妃に会いたくて、穆如寒江と共に永銀宮を訪れる。絶世の美女と噂されていた母。だが、そこにいたのは醜い怪物だった。衝撃を受けて寝込んだ牧雲笙に同情する穆如寒江だったが […]