陳大牛(ちん・だいぎゅう)が「夜伽の相手に」と連れてきた女は、沈斯如(しん・しじょ)であった。彼女は語気を荒げて「解放しないと後悔するわよ」「今の私には沐晟(ぼく・せい)がついてる […]
岑野瞳(しん・やとう)との別れを惜しむ、君綺羅(くん・きら)。彼女には、武芸に秀で、兵法に通じた野瞳が、この戦乱の世で名を上げようという野心を抱いていないことを惜しむ気持ちもあった […]
沐晟(ぼく・せい)を想い、涙を流す君綺羅(くん・きら)。その姿を見た林初一(りん・しょいつ)の心もまた千々に乱れていたが、「俺なら君を、絶対に泣かせやしないのに」という言葉を口にす […]
沈斯如(しん・しじょ)への意趣返しとばかりに、冷淡な別れの手紙を残して姿を消した明少卿(めい・しょうけい)。しかし、彼女への想いを断ち切ることなどできはしなかった。少卿は再び、斯如 […]
ケガを負ってまで自分を助けてくれた林初一(りん・しょいつ)にお礼の言葉を述べる君綺羅(くん・きら)。彼女を売り飛ばそうとした張本人は林初一だったのだが、それを聞いても綺羅は「あなた […]