大量の偽金運搬が摘発される。下手人が持っていた通行手形には、なんと煦悌(くてい)の印章が押されていた。これにより、朱王府捜索の王命が六扇門(りくせんもん)へ下ってしまう。朱王府にあ […]
造幣局で原因不明の火災が発生。鋳型を焼失した上に総監が焼死し、残骸の中からは偽の鋳型も発見されるという大事件に発展。市中に大量の偽金が流れたあとで偽鋳型が発見されたことで町は騒然と […]
帰京した冷血と離陌は、神侯府の封鎖を始めとする混沌とした都の現状を知り、驚きを隠せずにいた。ひとまず、離陌が見つからないように隠れ家へ潜むことにする二人。その頃、六扇門(りくせんも […]
刀(とう)夫人の治療と離陌の読心術により回復へ向かう冷血。その様子を見守っていた瑶花は無力な自分に失望し、離陌との約束を果たす決意を固めて二人の前から姿を消す。後日、都へ戻った瑶花 […]
世耿は、逃亡中に死亡したとされた秀女・楚映雪(そ・えいせつ)が離陌であることを調べ上げていた。当の離陌が神侯府を留守にしていたために最悪の事態は免れたが、離陌が捕縛されるまで神侯府 […]
慕雪(ぼせつ)の手引きで無情と離陌はチンガ国からの脱出に成功、無事に神侯府への帰還を果たす。しかし、仲間たちとの再会を喜ぶ場に冷血の姿は無かった。未だ戻らぬ冷血の捜索を離陌に直訴さ […]
生きるために毒を取り込み続ける依依。そんな事情に気づかぬまま、鉄手は依依の体を気遣っていた。一方、即位式を翌日に控えて活気づくチンガ国では、モルチ以外の王子たちが焼死し、さらにはそ […]
皇帝が病に臥したため襄王(じょうおう)が摂政に。正我(せいが)と煦悌(くてい)は、世耿に好機が訪れたことを危惧する。対抗すべき四大名捕が、冷血と無情を欠いた状態であることも一層の危 […]
于春童(う・しゅんどう)が使った毒で深手を負った冷血に、医者は余命ひと月という診断を下す。唯一の希望が名医・刀(とう)夫人だと教えられた瑶花は、彼女が住むという乱花谷を訪れる。しか […]
男装の離陌が女性だったことを知り恋に落ちるモルチ。チンガ国を去り帰京しようとしていた離陌だったが、即位式への出席を望むモルチとボセツ=慕雪(ぼせつ)に説得されて出発を延期する。その […]