梁を訪れる東海の使節団には、琅邪達人榜首位の墨シ(ぼくし)侯が名を連ねていた。天下一の達人の来訪を重く見た蕭平章は梁帝に進言、荀飛盞と平旌を対応に当たらせるのだが、そんな折、連続で […]
皇后が化粧箱を調査させていることを知った莱陽太夫人は、濮陽纓のもとを訪れる。7年前、太夫人は梁帝に呪いをかけるため、濮陽纓を頼っていたのだ。その頃、都を離れていた平旌は、頼まれた薬 […]
荀飛盞は手袋に付着した香りから、濮陽纓(ぼくよう・えい)のいる乾天(かんてん)院に段桐舟が潜伏していると判断、乾天院にある密室を発見し捜索するが、段桐舟は寸前のところで脱出に成功す […]
段桐舟が天牢を脱獄。禁軍と巡防営を率いる荀飛盞に追われるが、逃げ込んだ先の莱陽侯府で莱陽太夫人が梁帝を呪った人形を発見、太夫人を脅して脱出に成功する。荀飛盞は段桐舟が残した手形が、 […]
朝廷では補給船に関する審理が開始されたが、紀シン(き・しん)は共謀を認める一方で宋浮は否認、証言に食い違いが出ていた。そんな中、同じく天牢に収監されていた段桐舟が脱獄、梁帝は禁軍大 […]
大同府から張府尹を護送する蕭平旌たちは、都に入る直前に啓竹渓(けいちくけい)という場所で夜営するが、そこで段桐舟の襲撃に遭い、紀将軍も共謀していたことが発覚する。だが平旌が奇襲を見 […]
川底から物証を手に入れた平旌は、船が釘でなく接着剤で接合されていたことを知る。大同府の張府尹(ちょうふいん)は口封じに遭うところを、寸前のところで平旌に助けられる。その頃、段桐舟は […]
大同府へ向かう道中、林奚と合流した蕭平旌。到着後に官府の捜査が入った済風堂に合流し、大同府へと忍び込むものの、ある手練れと戦うことに。その手練れとは宋浮(そう・ふ)の指示で証拠隠滅 […]
蕭平章の傷はかつて庭生の義兄弟である林深(りん・しん)の状態とまったく同じだった。しかし済風(せいふう)堂・黎(れい)老堂主の弟子である林奚(りん・けい)の見事な治療により、平章は […]
武靖(ぶせい)帝が即位して数十年後、その治世を継いだ梁(りょう)帝は善政を敷くも体が病弱で、北の国境は常に火種がくすぶっていた。ある時、長林王・蕭庭生(しょう・ていせい)は大渝(だ […]