晋国に滞在している秦国の使者 離楼が、程嬰に屠岸賈の暗殺を持ちかけた。景公からの依頼だという。成功したら、趙朔の濡れ衣を晴らすという条件だ。一方、父親に失望して家を飛び出した大業は […]
大業は趙朔の屋敷跡地で偶然出会った荘姫から、19年前の趙氏にまつわる事件と程嬰の赤子殺しについて聞かされる。急ぎ屠岸賈に会って真偽を確かめると、その答えは無言の肯定だった。自分と無 […]
楚国から程嬰を頼ってやって来た石言の娘 湘霊。大業は彼女とともに趙氏の系譜や功績を調べ始め、趙朔にまで到達する。程嬰が19年間、大業の耳に入れぬよう心を砕いてきた忌まわしい事件につ […]
戦に出たいと直訴する大業を拒んだうえ、韓厥は程嬰を侮辱する雑言を吐いた。憤慨した大業は、韓厥に剣を向けて逆に負傷してしまう。「趙家の仇」と罵られるような過去があったのか程嬰に問いた […]
大業の出征を阻みたい程嬰は、無姜を案ずる到満に相談を持ちかけた。そして、韓厥以外の者に主将を交代させる策を伝える。それに乗った到満は景公に拝謁し、屠岸賈に恨みを持つ韓厥のもとでは無 […]
名韜率いる秦国20万の兵が国境に迫っていた。19年前の大敗以来、名韜の戦法を研究し尽くしていた韓厥に、景公は虎符を授ける。大業と無姜は共に初めての戦に出ることを熱望するが、2人の父 […]
血で赤く染まっていた井戸水は、郤克の自害とともに元に戻った。巫師のお告げは正しかったと民が歓喜に沸くなか、程嬰だけは地団駄を踏んでいた。すべては政敵を葬るために屠岸賈が仕組んだ茶番 […]
5歳になる大業がまだ喋れないことが、程嬰夫婦の目下の悩みだ。大業を馬鹿にした到満に、程嬰は思わず手を上げてしまった。同情した屠岸賈は、晋にやって来ている秦国の名医 医緩の診察を勧め […]
程嬰が屠岸邸に滞在し始めると同時に、到満が屠岸賈に詫びを入れて戻って来た。罰として厨房係に回されたのを幸いと、到満は早速、程嬰に毒入りの汁物を飲ませようと画策するが、その企みはあっ […]
荘姫の前に姿を見せた程嬰は、自らの命と引き換えに妻子の釈放を懇願した。そして、自分の死後は大業を楚国の石言に預けてほしいと。怒りを露にする荘姫だったが、彼女の弱点を知っていた程嬰は […]