牛皐たちが運んでいた食糧が、仮面の武将・高寵に奪われた。高寵が食糧を被災者を配給していると知った岳飛は彼を岳家軍に誘うが、高寵は意志を明確にしない。ある日、高寵は金軍と戦った折、山 […]
朝廷からの兵糧が途絶え、眠る場所にも事欠く岳家軍。素素は故郷の宜興に戻り、父・張大年を説得し岳家軍が太湖に駐屯できるよう手配する。英雄・岳飛の来訪を宜興の民は歓迎し、岳家軍の噂を聞 […]
杜充の計略により兀朮の軍は建康を制圧。高宗は船に乗って海へ逃げ出す。兀朮は宋を裏切った杜充を侮辱し、弁髪にして従属させる。混乱が続き食糧を断たれ、岳家軍の兵は空腹に苦しむ。しかし岳 […]
河岸の領民の被害は甚大で民も兵も疲弊し、金軍の南下は勢いを増すばかり。状況を案じる高宗に秦檜は緩兵の計で南下を引き延ばすことを提案する。同じ頃、金と内通する杜充は岳飛を韓世忠の陣営 […]
梁紅玉の活躍で岳飛たちは苗傅と劉正彦が捕らえ高宗を救う。建康に留まった岳飛は、長江北岸の守備が手薄で、もし兀朮が奇襲してきたら防げないと意見する。しかし杜充と王ショウはこの意見に一 […]
苗傅と劉正彦が謀反を起こし、高宗を軟禁する。面会を許された秦檜は、武官に重きを置かぬよう高宗を諌め、韓世忠が助けに来ると伝える。やがて韓世忠が祝いと称して苗傅と劉正彦を訪問。梁紅玉 […]
兀朮の大軍が迫り、杜充は高宗の護衛を口実に建康へ逃げ込もうとする。こうしてベン京は兀朮にあっさり制圧され、長江が金と宋の境界となる。金軍がさらに南下し、建康を攻める準備をし出した頃 […]
黄河流域で金軍と激突した岳家軍は、部隊別に次々攻めては退く戦術で鐵浮屠を回避しつつ金軍の士気を削ぐ。だが杜充は戦況を見ずに堤防の破壊を指示。黄河から溢れた大量の水は金軍に多大な損失 […]
黄河決壊を止めようとする岳飛に、杜充は金軍と鐵浮屠を撃退できれば中止すると持ちかける。張用は王ショウと通じ、堤防破壊に用いる大砲を調達。利益を得た張用に駆けつけた岳飛は怒りをぶつけ […]
宗沢の葬儀に哈迷蚩が訪れ、秦檜を暗に脅迫する。秦檜は高宗に和平交渉を薦めるが、趙鼎は反対する。高宗は決断できず、さらなる遷都を準備させるだけだった。宋沢の後任となった杜充は民衆の巻 […]